情報の価値について考える、あるいは有料メルマガの面白さ vol.2
(注)メルマガのアフィリエイトではありませんよー。
ハルキスト。
村上春樹さんの熱烈なファンをそう呼ぶそうですね。
私も中学校の時に「ノルウェイの森 」を読んでから、彼の著作を読み進めました。
ファンタジーの魅力に取りつかれたように。
このところは、内田樹さんが気になっており数冊amazonで購入しています。
※読むのが遅いのと浮気性なので、読み進めるのにかなり時間かかってますけが・・
ちなみに、内田樹さんは
村上春樹さんがノーベル賞を取ったときのために毎年原稿を書いているそうです。
毎年少し書き直して、3年に一度のタイミングで全面改訂。
これを聞いて、とても素敵な仕事だと思いました。
ご本人は、受賞して欲しいけど毎年の仕事がなくなるのが少し寂しいかも。と仰ってました。
夜間飛行のメルマガですと雑誌よりリリースに時間がかからないから
時事ネタとからめたお話が旬なタイミングで聞ける(読める)のが魅力です。
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内田樹さんを知った切っ掛けですが、、
会社にとても読書家の先輩がおります。
FaceBookを見ると週に数回。
会社を上がってから、ガストでビールを飲みながら1~2時間程度ゆっくりと読書をしています。
読み終わった本は、まるでアフィリエイターのように写真と感想(かなりライトな文章量)付でFaceBookにログられていきます。
ある日、気になるタイトル「最終講義?生き延びるための六講 」「
下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉」が投稿され、
これはどういった本かと尋ねると、とても丁寧に内田樹さんの紹介をメールでいただきました。
その紹介から、ポイントを整理すると3点。
・東大の先生である。
・Blogを見ると考えている事が分かる
・本のBlogも、是非読んでみてー
という事で、書籍を買うよりまずは無料Blogだろうと考え
wikiで人物像を調査しつつ、Blogを読んでみる事にしました。
「内田樹の研究室」
が、Blogに書いている事が(私には)難しい・・・
なので、やっぱり本を買ってみようと思い何冊かまとめ買いしてみる事にしました。
ちょうど、2013年の本屋大賞「海賊とよばれた男 」を読み終わったあたりで
共産主義について勉強すべきかなーと思っており、「若者よ、マルクスを読もう (20歳代の模索と情熱)」にしてみる事に。
この本が、内田ファンになる切っ掛けでした。
なんとも、この本はストレート。
「ここがマルクスの凄いところだよ!」
「この考え方、痺れるだろ!?」
「マルクスは天才だ!!」
マルクスについての見解を内田樹さんと石川康宏さんが手紙形式でやりとりし、
時にはマルクスの文章を引用しながら説明してくれるのです。
居酒屋で先輩が熱く語ってくれるかのような体裁で。
初めて出会ったタイプの本でしたし、その見識に尊敬を覚えました。
そして、通勤中にライトな文章が読みたくてメルマガの購読を始めました。
これが、好奇心をくすぐるというか、今まで考えなかった事を考えるようになるというか…
脳の使ってなかった部分を動かすような内容で、毎週楽しみにしています。
本当の意味で、大人になりたい方。
必見です。
下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/15
- メディア: 文庫
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